成分をよく見たら全部ノンシリコンでした。(シャンプーの話)

ノンシリコンシャンプーが世間では話題ですが、どう思いますか?
 
シリコンは外科手術などでも使われるように、人の体への影響が少なく安全な成分ですが、最近は悪者にされている様子。
 
本来、ダメージした髪はキューティクルの機能が低下し、水や薬剤をはじくことができなくなるので、シリコンで表面を保護するという使い方でした。
ですが、

  1. もっと「ツルツルにしたい」、「ツヤを出したい」という要望から、シリコンを大量に配合した(疑似)ダメージケアシャンプーが出回るようになる。
  2. 厚い皮膜で覆われていれば、ダメージしていても引っ掛かりにくいし、ツヤもでるが、パーマやヘアカラーなどの薬剤は入りにくくなる。
  3. その結果、強いパーマ剤やカラー剤を長時間つけたりするので、「シリコンシャンプーを使っているとダメージになる」。

という方程式になってしまいますが、
シリコン自体がダメージを引き起こす訳ではないんです。
パーマがかかりにくい、カラーが染まりにくいという方には向いていないだけです。
少量のシリコンであれば特に問題は起こらないので、過剰に怖がる必要はないと思いますよ。
以下、シリコンのメリット、デメリットをまとめておきますね。

シリコン使用のメリット

  • ダメージ部を水や薬剤から守ってくれる
  • ツヤがでる
  • 引っかかりにくくなる
  • 比較的安く作れる

シリコン過剰使用のデメリット

  • 水や薬剤をはじき過ぎる
  • パーマがかかりにくい
  • カラーが染まりにくい
  • 本質的な修復はできない
  • 皮脂とくっついて毛穴にたまりやすい

なんでも適度に使う分には便利で良いのですが、限度をわきまえないとかえって悪影響になるという事ですね!!
 
ちなみに下記のような成分がまとめて「シリコン」と呼ばれます。
 

ジメチコン・シクロペンタシロキサン・シクロメチコン・アモジメチコン・
メチコン・シリカ・シメチコン・(ジメチコン/ビニルメチコン)クロスポリマー・
(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー・
ジメチコンコポリオール・ジメチコンコポリオールエチル
ジメチコンコポリオールブチル・ジメチコンコポリオールメチル
メチコンコプロピルPGベタイン

 
当店のシャンプーにこれらが入ってないかチェックしたところ、入っていない事が判明!
植物成分や天然のオイルだけで手触りを良くするシャンプーでした。
 
以下、シャンプーの成分表です。