ヘアカラーのダメージはあれが原因だった!?


そもそも髪は弱酸性

「アルカリイオン水が体に良さそう」というイメージを持っている方が多いように感じますが、それは飲み水の話。
体の表面は弱酸性で、髪の毛はpH4.5〜5.5が適切と言われています。
 

パーマやカラーはアルカリ性

しかし、パーマやカラーの薬剤はアルカリ性です。これは、薬の成分を髪の中に浸透させるのに、キューティクルに隙間をつくる必要があるから。
つまり、髪はアルカリに傾くとキューティクルに隙間ができ、薬剤が出入りできる状態になるという事です。
 

綺麗な髪の為にはアルカリ除去が必須

カラー剤を塗っている状態はpH10前後のアルカリ性。これはサロンカラーでもホームカラーでもだいたい同じです。
ですが、このまま洗い流してしまっては、薬剤と一緒に毛髪内部のタンパク質や脂質までも流れてしまいます。
サロンではこれを防ぐため、アルカリを中和してから(キューティクルの隙間を狭くしてから)洗っています。
 

自宅で洗う時も違いがわかるはず

アルカリを中和するだけでも髪のゴワつきは激減し、シャンプー剤を洗い流した後に、再度”弱酸性”に調整することで、サラッとした指通りとツヤが蘇ってきます。
サロンから帰って1週間くらいは、トリートメントをしたような質感が持続します。その後のコンディションはお手入れ次第ですが・・・。
 

まとめ

とにかく最後には酸性になっていないと、髪は綺麗に見えないということ。プールでは塩素が邪魔をするし、家庭ではシャンプー剤がコンディションを崩す原因となります。
髪を弱酸性に整えるトリートメントを使用するか、お酢やクエン酸などを用いてpH調整をすると、より健康な髪に近づけますよ。